設定では、ケムラーの下顎は左右に分かれたそうです。
フィルムでは拝めませんでしたが、ぬいぐるみの顎には、
ちゃんと深い溝があります。 開くとこ見たかったですねえ。
そんなわけで、ケムラーさんにはベロがあらしませんのです。
あっても毒ガスや煙の味は苦いばっかりでしょうからね
毒ガス怪獣とは呼ばれますが、死ぬのは鳥ばかりで、
ガスで人をお殺めになる場面はついぞございませんでした。
これもケムラーさんの奥ゆかしさでしょう。
この物腰、姿勢など、まことの武士を垣間見る思いです。
ウルトラマンも士道を心得ておりますから、
死を悟ったケムラーを深追いすることもなく、
最期は潔く自害なさるのを見送るばかりでした。
ケムラーさんの喉の奥には、丸いフラッシュ球が付いていて、
ガスをお吐きになる際に、ピカピカっと激しく光ります。
劇中の再現にこだわり、LEDでフラッシュ再現されるのも
楽しいと思います。 この見本では、ようしませんでした。