しかし、小鹿たちは叔母よりずっと先にいて、
やがて彼女らの祖父の家に着きました。
ちなみに、彼らの祖父はトカゲでした。
彼女らは、彼に母子を襲った
ものすごい運命について話しました。
「熊はどこにおるんだ?」、彼は彼女らに尋ねました。
「彼女は私たちの後を追っていて、
間もなくここにやって来るわ!」
と、彼女らが答えました。
これを聞くと、このトカゲはすぐに大きな白い石を二つ、
火に放り込んで熱しました。
熊はトカゲの家までやって来ますが、
彼女は入口が見つけられません。
「これは、どこから入ればいいのかい?」
熊が尋ねると、家の中のトカゲは答えて、
「ここの入口は唯一つ、煙穴だけだよ。」
そんなわけで、彼女は屋根の上に登って入るしか
ありませんが、ここでさらにトカゲは彼女に言いました。
「だけど中に入るときには目をしっかり閉じて、
口を大きく開いておかないといけないよ」