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アニシナアベ族のお話 「狐と兎」 その八


「この二枚の羽根は、わしが持っとる偉大な力を示しとるのさ。

わしがこいつを振れば、鷲が降りてくる。

ほれ、むこうを見てみろ、鷲が降りてくるぞ!」

キツネがそうすると、呪い師は、キツネの頭の上で高く跳ね、
亀の甲羅のガラガラで思いっきり彼を殴りすえます。

キツネが目覚めたとき、彼は独りで小さな空き地にいました。

傷には、削りカスと刺が一杯ふりかけられていました。
呪い師はおらず、ウサギの足跡がそこいらじゅうにありました。

「俺はもうだまされねえぞ!」

キツネは怒鳴り、怖ろしくやかましくときの声を上げました。

「俺はオングェ・イアスだ、おれはキツネだ!」
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# by perriere | 2007-01-23 02:30 | インディアンの神話

アニシナアベ族のお話 「狐と兎」 その七


「だが孫よ、一体お前さんの頭はどうしたのかね?

だいぶ痛そうじゃないか。」

呪い師は亀の甲羅のラトルを振って、キツネに聞きます。

「何でもねえ。小枝が頭に当たったのさ。」

「孫よ、わしがその傷を診てやろう。すぐに直るからな。

ウサギなら遠くへは行けんよ。 さ、ここに来て座りなさい。」

キツネは座り、呪い師は彼のそばに寄り、呪い袋を開けて、
何かを傷にふりかけ始めました。

キツネはまじまじと彼を見て、こう尋ねました。

「あんたはなぜ二枚の羽根を着けてるんかね?」
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# by perriere | 2007-01-23 02:24 | インディアンの神話

アニシナアベ族のお話 「狐と兎」 その六


すぐに彼は、道のそばに座った男に出くわしました。

男は亀の甲羅のラトル(ガラガラ)を持った、呪い師でした。

「あんた、ウサギが通り過ぎるのを見なかったかい?」

とキツネが聞きますと、呪い師はこう答えました。

「見たとも。 なんだか病気で弱ってるみたいだったね。」

「俺はそのウサギを食べるつもりなんだ。」

「ああ、それでやつはとても恐れているように見えたんだな。

あんたのような偉大な戦士が、誰かを捕らえようと決めたと

なりゃ、そいつが逃げきろうってのが無理な話さね。」

キツネはこれを聞いて大喜びして、こう言いました。

「そうとも、俺はオングェ・イアス。

どんなウサギも俺から逃げることは出来ないのさ。」
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# by perriere | 2007-01-23 02:07 | インディアンの神話

アニシナアベ族のお話 「狐と兎」 その五


キツネがそれを見ようと振り返ったとき、老女は毛布を
脱ぎ捨てて、空中高く跳ね上がりました。

彼女は、キツネの頭の上を上手く跳び越えて、毛布の
下に隠しておいた棍棒で彼をぶん殴ります。

キツネが目覚めたとき、頭はずきずき痛んでおりました。

彼はシチュー鍋を探しましたが、彼が見つけたのは
空洞になった切り株でした。

彼は木製の椀を探しましたが、彼が見つけたのは
泥と汚い水が入った樹の皮の器でした。

そこいらじゅうにウサギの足跡がありました。

「つまりはやつは再び俺をだましたってわけか。」

キツネは言いました。

「次が最後だ。」

彼は跳び上がり、もう一度足跡を追い始めました。
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# by perriere | 2007-01-23 01:56 | インディアンの神話

アニシナアベ族のお話 「狐と兎」 その四


「俺はそのウサギを食うつもりなんだ。」

「そうなのかい?」

老女は言いました。

「まああんたはきっとそうするんだろうね。 あのウサギは
疲れてたようだし、怯えてたからね。  きっとあんたがすぐ
後ろまで来てたのを知ってたんだよ。 でもまあ、
今はこの、あんたにあげた美味しいシチューをお上がりよ。」

キツネは食べ始め、そうしながら老女のほうを見て、
こう聞きました。

「あんたはなぜ、頭に高い羽根を載せとるのかね、婆さん?」

「この羽根かい?」と、年取った女は言いました。

「狩人の息子が私と分かるようにだよ。 後ろをごらん、
もうそこに来てるよ。」
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# by perriere | 2007-01-23 01:46 | インディアンの神話

アニシナアベ族のお話 「狐と兎」 その三

遠くまで来ないうちに、彼は道端に座っている婆さんに
出くわしました。 婆さんは深鍋でシチューを煮ております。

「孫よ、お座り。 この美味しいシチューを食べておいき。」

キツネは座って、婆さんに聞きました。

「あんた、ウサギがここを通るのを見なかったかい?」

「はいな。」

熱いシチューを満たした、美しく彫られた椀を手渡しながら、
老女は答えました。

「とても痩せこけたウサギなら通るのを見たよ。
まるで骨と皮だったね。それにだいぶ老いぼれだったよ。」
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# by perriere | 2007-01-23 01:35 | インディアンの神話

アニシナアベ族のお話 「狐と兎」 その二


モカシンは雪に足跡を残しながら走り出し、その間にウサギは
魔法を使って半分腐った死体に姿を変えました。

やって来たキツネは、匂いを嗅ぐこともしませんでした。

「この肉は腐っとるな。」

彼は雪の上の足跡を追い、ついにはウサギの古いモカシンに
追いつきました。

「ハー! 今回はやつは俺を出し抜いた。 だが今度は
どんなに腐って見えてもあの肉を食ってやるぞ!」

キツネが引き返すと、案の定、死骸はもうありません。
見ると小道は、繁みのほうへと続いております。
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# by perriere | 2007-01-23 01:27 | インディアンの神話

アニシナアベ族のお話 「狐と兎」 その一


ある冬の日、ウサギは雪の中を歩くキツネに気づきましたが、
時すでに遅く、キツネはもう彼の匂いに気づいておりました。

「俺はオングェ・イアス、お前を食う者だ。 

お前は俺からは逃げられん!」

ウサギは必死に逃げに逃げましたが、振り向くとキツネは、
もう追いついてきております。 キツネはまた言います。

「俺はオングェ・イアス、『お前を食う者』。 

お前はもう逃げられん!」


ウサギは、ここが機転の働かせどころだということを
知っておりました。
彼は、履いていたモカシンを脱ぎ、こう言いました。

「俺の前を走れ!」
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# by perriere | 2007-01-23 01:17 | インディアンの神話

キツネとウサギ

化かすといえばキツネもタヌキに並んで引けを取りませんが、
キツネが化かされるお話が、アニシナアベ族にあります。

アニシナアベ族というのは、ミネソタのオジブワ族とか
チッペワ族とかとも呼ばれる部族で、有名な活動家、
デニス・バンクスさんの出身部族でもあります。


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# by perriere | 2007-01-23 01:10 | インディアンの神話

街のタヌキ

家のそばの公営住宅の敷地に、タヌキが棲んでいて、
夜に通りかかるとよく見かけます。 

場所的にはすぐ南に私鉄の高架や公害国道線が
走ってるようなところなんですが、すぐ横に小学校もあり、
そっちもまたいで何匹かいてるようです。

去年の暮れに見かけたやつは、皮膚病で毛が全部抜けて、
素っ裸になってました。 都会で暮らしていると、犬の
病気なんかもらいやすいそうです。

幸いまだ化かされてはおりませんが、馬糞を食うような
目に会ったら、また報告したいと思います。
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# by perriere | 2007-01-23 00:27 | 世界の民話・神話

恐竜戦車

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恐竜戦車の腹回りを修正して、縫いぐるみに施されている
浮き彫りのような物を追加しました。

縫いぐるみを作られた高山良策さんの手になるのは
ここまでで、下部のブロックの飾りつけは、円谷プロの
特美スタッフが行ったそうです。
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# by perriere | 2007-01-22 22:40 | 制作状況あれこれ

助っ人来る



今日はお友達が、お手伝いに来てくれました。 
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# by perriere | 2007-01-21 23:39

たこ焼き

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四軒隣のたこ焼き屋さんです。 
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# by perriere | 2007-01-21 23:36 | 食べ物あれこれ

クレイジーゴン

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劇中の映像を見ていますと、激しい格闘と火薬の仕込みで、
飾りつけた部品がポロポロ脱落していってるのが分かって、
なかなかすさまじいものです。

なるたけ部品も完装した綺麗な状態での縫いぐるみを
再現しようと思って作りました。
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# by perriere | 2007-01-21 10:43 | 制作状況あれこれ

クレイジーゴン

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しかしコイツ、なかなか押し出しの強い、
存在感のあるデザインですよね。
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# by perriere | 2007-01-21 10:43 | 制作状況あれこれ

クレイジーゴン

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前回のワンダーフェスティバルで、クレイジーゴンという
ロボット怪獣を販売しました。 これも「ウルトラセブン」に
出てくるキャラクターです。

今度の2月末のワンダーフェスティバルにも、
すこし持っていく予定です。

型を作り直す予定なのですが、どういうふうにやるか、
今、頭をひねってるところです。
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# by perriere | 2007-01-21 10:41 | 制作状況あれこれ

スー族のお話 「カラスは何で黒くなったのか」 その六


炎から飛んで逃げようにも、結わえられた石のせいで、
大きなカラスは身体の表面を手ひどく焼かれ、
羽根がいくつか黒焦げになった。

まだ大きさは大きかったとは言え、彼はもう白くはなかった。

必死で飛び立って、彼は、泣き叫んだ。

「カアカア、カアカア、カアカア!

もうバッファローに警告するのは止める!

他のカラスの仲間もそうする! 

もう二度としない、約束する!

カアカア! カアカア! カアカア!」

こうしてカラスは逃げ出した。 

このときから、総てのカラスというものは黒くなったそうな。



おわり
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# by perriere | 2007-01-21 01:49 | インディアンの神話

スー族のお話 「カラスは何で黒くなったのか」 その五

生皮の紐で、彼は大きな鳥の脚を縛り、もう一方の端に
石を結わえた。これでもうどうあがこうとも、カラスは
逃げられないわけである。

そこで、人々は協議の座を囲んだ。

「この大きくて、悪いカラスをどうすべきだろうか?
こいつはわしらを再三飢えさせたじゃないか。」

腹を立てた狩人がひとり、こう応えた。

「こいつは焼いてしまうべきだ!」

誰かが止めるよりも先に彼はカラスを引ったくり、
焚き火の中に、紐も石もまとめて放り込んだ。

「思い知るがいい!」
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# by perriere | 2007-01-21 01:38 | インディアンの神話

スー族のお話 「カラスは何で黒くなったのか」 その五


毛皮を被って変装した若い狩人を除いて、いつものように
バッファローはどっと逃げ出した。 (狩人は、そのまま
草を食んでいるふりをしていたのである。)

白い大きなカラスは彼の肩にとまり、
羽根をばたつかせて言った。

「カアカア、カアカア、カアカア、兄弟、お前さんはつんぼかい?

狩人たちはもう丘のすぐ上まで来てるんだ、逃げるんだよ!」

しかし、若者は毛皮の下から手を伸ばし、
カラスの脚をむんずと掴んだ。
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# by perriere | 2007-01-21 01:22 | インディアンの神話

スー族のお話 「カラスは何で黒くなったのか」 その四

バッファローに変装した若者は、草を食っているふりを
しながら群れの中を這った。 大きくて、毛むくじゃらの
獣たちは、彼に全く注意を払わなかった。

そして、野営地から出た狩人たちが、彼の後を追って
行進していくのだった。

彼らが群れに近づいたとき、カラスは早速、いつものように
飛んできて、バッファローに警告した。


「カアカアカア! 従兄弟たちよ、カアカアカア!

狩人たちが殺しに来たぞ! 矢に注意しろ! 

カアカアカア!」
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# by perriere | 2007-01-21 01:17 | インディアンの神話