ワシチュウの交易人はコヨーテのところへ行きます。
「おう、ひとつこの俺を出し抜いてみせてくれや。」
「すまないね」とコヨーテは言いました。
「そうしたいのは山々なんだが、だまくらかしの
メディスン(呪いの薬・または魔法)がないと、
俺はそれが出来ないんだよ。」
「だまくらかしのメディスンだと?
ハッ、じゃあ取って来いよ!」
「でも、俺はここから何マイルも向こうに住んでるんだよ。
おまけに歩いていかなくちゃならないときてる。
そこで物は相談だが、なんだったらひとつ、
あんた、足の速い馬でも貸してくれないかい?」