言うが早いや、目が見えるようになった
バッファローは立ち上がり、驚きに瞬きしながら、
まわりを見回しました。
彼は幸せのあまり鼻を鳴らします。
ジャンピング・マウスはこれを聞きましたが、
視力を譲った彼には、それを見ることは
出来ませんでした。
ネズミの目は言いました。
「なんと礼を言ったらよいのか、小さな友よ、
これはあんたに貰った素晴らしい贈り物だよ。
わしの背中に登ってくれ、わしは大平原のはしっこまで、
あんたを運ぶつもりだ。」
ジャンピング・マウスはバッファローの力強い背中に
登りました、そして、やがて彼は大平原のはしに着きます。